白と虎が来て1年たったころ、毎日食欲旺盛な虎がどんどん痩せ、毛が抜け落ちていきました。
近所の獣医さんに来てもらいました。
当時は知らない人には怯える、無理に接すると暴れる、咬むといった状況だったので、私が虎に触り、先生は虎に触れない状態で診察されました。
アカラスという虫が原因らしく、先生から処方された薬を毎日飲ませていました。
ところが3から4カ月飲ませても薬の効果はみらないどころか、どんどん悪化していきました。
このまま、もらった薬を飲ませていっても、治らないのではと不安になったので、
違う獣医さんに来てもらうと、
その先生ははじめての対面にもかかわらず、虎に触り、だっこまでしてしまいました。
びっくりしました。
先生が、「飼い主さんはビクビクしなくてよいですよ。
虎ちゃんも、飼い主にビクビクされると距離を感じて心を許しませんよ。」
とアドバイスをもらいました。
【↑写真】体全体の毛が抜け落ち、鼻の上の毛が無くなっていた。
それからその先生にスキンシップの取り方や経験を話してもらい大変勉強になりました。
この日を境に、毎週その先生のところで勉強をかねて、虎の治療のため通院するようになり、虎との距離がグッと近くなりました。
先生にはアカラスは治る確率50%と言われていたので、心配していたけど
7ヶ月ほど経ったころ、先生に「もう大丈夫だね。」
と太鼓判をもらえました。
【↑写真】鼻の上の毛もだいぶ増えてきたし、体重もどんどん増えてきた。
【↑写真】体重も15kgを超えほぼ完治したようにみえる。
まだまだ白と虎との距離はあるものの、僕自身はこれも彼らの個性と思えるようになり、焦って慣れさせようという気もなくなりました。
今まで僕を何度も噛んだのは僕の無知からで、ストレスを相手に与えたなと思うと本当に反省。。。
白、虎、焦らずゆっくりゆっくりと行こうね(^_-)