2泊3日の大騒動
気持ちが沈んだ大騒動をネタにしてどうかと思いましたが、
お蔭さまの良い結果と学びに感謝を込めて、共有させていただきます。
【虎の行方不明初日】
我が家では白と虎を自宅の敷地内で時間を決めて放し飼いにしているのですが、目を離した隙に白と虎が喧嘩をはじめました。普段はじゃれあう仲の良い兄弟なんですが、何が気に入らなかったのか突然激しくぶつかってしまい、虎が負傷したので、かかりつけの動物病院に車で連れて行き、念のため入院させることにしました。
入院をして翌日（金曜日）、普段仕事中に電話をしてこない妻から携帯に着信があり嫌な予感。
あわてて折り返し電話をしてみると、
妻：あずけた動物病院から虎が脱走したって！
私：なんで？！
妻：私も詳しくはわからない！
私：えっ！？どうして（汗）
妻：わからなけど！とりあえず、動物病院の周辺を探しに行ってくる。
私：わかった！俺も後で合流する。
それ以降、もうソワソワして仕事が手につかない。。。
・動物病院と自宅は遠いし、車に乗せて病院に行ったから虎が自力で帰宅するのは不可能だろう。
・動物病院の周辺は片側3車線の大通りなので車に跳ねられないだろうか。
・虎は人見知りだし、猟犬のような見た目だし、人に保護される可能性は少ない。
・追い詰められて誰かを咬んだりしては大変。
あ～っ、もう祈るしかない。。(;_;)
その後、私も動物病院へ駆けつけると、先生とスタッフさん総出で周辺を探していました。
先生が保健所さんから捕獲ゲージを2台借りてきて、動物病院周辺と私の家に1台ずつ美味しい餌と一緒に仕掛けてみた。夜中の1時くらいに白が吠えるので外を見ると動物病院の院長が懐中電灯片手に家の捕獲ゲージに虎が帰ってきていないか見に来ていました。
きっと先生も責任を感じ、僕たちと立場は違えど同じようにきついおもいしているはず。
そして一夜明け、虎が帰ってくることはありませんでした（泣）
【2日目の土曜日】
ペット捜索の探偵に尋ねるも、犬の種類を聞いて、相当遠くに行く可能性あるからうちでは受けれませんと断られ。自力捜索は続けるものの虎は見つからないし帰ってこず。
【3日目の日曜日朝】
兄弟犬シロの鼻を頼りに長距離の徒歩捜索を開始「日が暮れるまで、いや、見つけるまで帰らないぞ！犬の移動可能距離とルートが無数にあることを考えると、偶然見つける可能性は低いし、仮に見つけても逃げ出せば捕まえられないだろう。いや、見つけたら飛びついてでも捕まえる！でも片手に白がいるから飛びついたり、揉み合ったりしている間に白まで逃げたらどうしよう」などとぐるぐる考えながら捜索は続く。
時刻は昼すぎ、妻から携帯に着信が、「なにか進展があったな！」期待と不安で電話に出ると、
妻：虎みつかったよ！（焦）
私：本当～‼‼今どこにいるの？
妻：動物病院！
私：虎は怪我ない？どこで捕まえたの？どうやって捕まえたの？あ～泣きそう！
妻：どこかの親切な女性が捕まえったって。。。。
私：ウソ～！？それって可能？怪我させてない？とりあえず、わかったわかった、急いで帰る！
普通なら逃げる虎をどうやったら捕まえられたんだろう。
首輪の外れた猟犬のような見た目の虎を保護してくれた方って、すごい！
誰も怪我させていない、虎も怪我をしていないことや、保護してくれた方へ感謝と、そんな奇跡ってあるんだなぁと不思議を考えながら逸る気持ちを抑え、動物病院に到着！
いたっ！
虎だ！
よかったね～。。。本当に良かった！
すぐに保護してくれた女性にお礼にいくと。
逃げないように庭に閉じ込めて、1泊2食与えて落ち着いたころを見計らい、警察に連絡をし、落とし物係の方数名で捕まえてくれたとのことでした。
大変ご迷惑をおかけしました(-_-;)
そして、本当にありがとうございました！命の恩人です！
虎～！お帰り！ 心配したんだぞ～！
ハウス！！！
