子犬のトイレのしつけ

犬は本能の動物です。

 

飼い主がしてほしい行動をすれば嬉しいこと”ごほうび”があり、

飼い主がしてほしくない行動をすれば”ごほうび”はない

(行動=嬉しいことがある(起こる))

と認識させる。

まさに条件反射のパブロフの犬状態である。

ごほうび中心の愛と根気のしつけが基本であり最も効果が高いと考えます。

 

 

しつけの流れ

 

 

1.ゲージを用意します。大きさは2頭の子犬が寝そべることができる程度で大きすぎても、小さすぎてもトイレの場所を認識しません。
・ゲージの中は可愛そうという見方もありますが、子犬は囲まれた狭いマイスペースのほうが安堵します。
・子犬は1日15時間ほど寝なければ情緒が安定しませんのど安堵できるマイスペースを確保してあげてください。

 
2.犬のトイレと居住の場所を明確にわけます。
・「ここは、トイレ」「ここは、生活スペース」とゲージの中で明確に分けます(紐1本の仕切り、ダンボールのラインでも良い)。最初はどちらでもトイレをしますが、次第に居住とトイレの区別を犬が自らしていきます。
・トイレスペースに水などを置かない。

 
なぜなら↓

 
3.犬は基本的に居住(食べる、寝る)スペースが汚れるのを嫌います。

 

 

そして↓

 

 

4.トイレの失敗に大声はNG
・「ダメ!」「あっ!」「待って」などのリアクションは飼い主に構ってもらったと勘違いして、あえて失敗をする子がいます
・トイレの失敗で飼い主に怒られると、そのときの恐怖や不快感から便を食べる食糞症(しょくふんしょう)になったり、隠れてオシッコしたりするようになります。
(所定の場所の問題により怒られたのではなく、排泄自体に怒られたと勘違いします。)

 
5.排泄物に鼻を押し付けるはNG
・排泄物を鼻に押し付けても、犬にとっては鼻に排泄物をつけられた事と、ここはトイレNGと言われていることを結びつけられません。
・そもそも犬は便をクンクン嗅いだりする習性がありますので、罰にもなっていない場合があります。
・犬は数分前にしたことと現在のことを結びつけて考えられません。

 

 

【最後のキメ!】

 

6.所定の位置でトイレができた瞬間”ごほうび”を与えます。
犬は数分前のことと現在のことを結びつけて考えられませんので、

瞬間的にごほうびを与えてください。

所定の場所でトイレをすると、

いつも嬉しいことが起こると本能的に認識させましょう!